GPTsとは — カスタムAIを作れる機能
GPTsは、ChatGPTを特定の用途に特化させたカスタムAIを作れる機能です。プログラミング不要で、自然言語の指示だけで自分専用のAIアシスタントを構築できます。
たとえば「社内FAQに特化した回答ボット」「英文メールの添削専門アシスタント」「議事録のフォーマット整形ツール」など、繰り返し行うタスクを自動化するのに向いています。
また、他のユーザーが作成・公開したGPTsを利用することもできます。GPT Storeには多様なGPTsが公開されており、自分で作らなくても便利なツールをすぐに使い始められます。
GPTsの探し方と使い方
GPT Storeで探す
ChatGPTの画面左上にある「Explore GPTs」をクリックすると、GPT Storeにアクセスできます。カテゴリ別(ライティング、プログラミング、教育、ビジネスなど)に分類されており、検索ボックスからキーワードで探すことも可能です。
※画面構成は変更される場合があります。
GPTsを使う
使いたいGPTsをクリックして「Start Chat」を選択するだけです。通常のChatGPTと同じようにメッセージを入力すれば、そのGPTsに特化した回答が返ってきます。
よく使うGPTsはサイドバーに自動的に表示されるため、2回目以降は素早くアクセスできます。
業務に役立つおすすめGPTs 5選
GPT Storeには無数のGPTsがありますが、ビジネスシーンで特に役立つカテゴリのGPTsを5つ紹介します。
1. 文章校正・ライティング支援系
文章の誤字脱字チェック、トーン調整、ビジネス文書のフォーマット統一などに特化したGPTsです。「日本語校正くん」のような日本語対応のGPTsも公開されています。メール、報告書、プレゼン資料の文章を仕上げる前に通すと品質が安定します。
2. データ分析・可視化系
ExcelやCSVファイルをアップロードすると、データの傾向分析やグラフ作成を自動で行ってくれるGPTsがあります。Pythonのコードを裏側で実行して分析結果を返すため、プログラミング知識がなくてもデータ分析が可能です。
3. 翻訳・多言語対応系
単純な翻訳だけでなく、ビジネスメールのニュアンスを保ったまま翻訳する、技術文書を専門用語を統一して翻訳するなど、用途特化の翻訳GPTsが多数あります。定型的な翻訳業務の効率化に効果的です。
4. 画像生成・デザイン支援系
DALL-Eを活用した画像生成GPTsでは、「ロゴデザイン」「プレゼン用イラスト」「SNS投稿画像」など目的に特化したプロンプトが組み込まれており、簡単な指示で質の高い画像を生成できます。
5. プログラミング支援系
コードの生成、デバッグ、レビューに特化したGPTsです。特定の言語やフレームワーク(Python、React、Excelマクロなど)に特化したものを選べば、より精度の高いコード支援が受けられます。
自分だけのGPTsを作る方法
GPTsの作成には有料プラン(Plus以上)が必要です。以下の手順で、プログラミング不要で作成できます。
Step 1: GPTsの作成画面を開く
ChatGPTの画面左上「Explore GPTs」→「Create」をクリックします。
Step 2: 対話形式で設定する
「Create」タブでは、AIとの対話を通じてGPTsを設計できます。「どんなGPTsを作りたいですか?」という質問に答えていくだけで、名前、説明、動作の設定が完了します。
Step 3: 詳細設定をカスタマイズ
「Configure」タブでは、より詳細な設定が可能です。
- Instructions: GPTsの動作ルールを自然言語で記述。「常に日本語で回答する」「箇条書き形式で出力する」など
- Knowledge: 参照させたいファイル(PDF、テキストなど)をアップロード。社内マニュアルやFAQを読み込ませると、それに基づいた回答が可能に
- Capabilities: Web検索、画像生成、コード実行の機能をオン/オフ
Step 4: 保存と共有
作成したGPTsは「自分だけ」「リンクを知っている人」「GPT Storeに公開」の3段階で共有範囲を設定できます。社内利用なら「リンクを知っている人」が便利です。
GPTs活用のコツと注意点
- Instructionsは具体的に書く: 「丁寧に回答して」ではなく「敬語を使い、各回答の冒頭に要約を1文入れる」のように明確に指定する
- Knowledgeの容量に注意: アップロードできるファイルには容量制限があるため、必要な情報を絞って登録する
- 定期的に更新する: 業務内容や社内ルールが変わったら、KnowledgeファイルやInstructionsも更新する
- 機密情報の取り扱い: Knowledgeにアップロードした内容は、GPTsの利用者がアクセスできる可能性がある。機密情報を含むファイルの登録は避けるか、共有範囲を「自分だけ」に制限する
まとめ — GPTsで「自分専用AI」を持つ
GPTsを使えば、繰り返し行うタスクを専用AIに任せられます。まずはGPT Storeで気になるGPTsを試してみて、「自分の業務に特化したものが欲しい」と感じたら、自作に挑戦してみてください。
作成のハードルは低く、Instructionsに業務手順を書き、参照資料をアップロードするだけで、実用的なカスタムAIが完成します。