Vibe Codingとは

Vibe Coding(バイブコーディング)とは、AIと対話しながらコードを生成・修正していく開発スタイルです。従来の「自分でコードを1行ずつ書く」アプローチとは異なり、自然言語で意図を伝え、AIが生成したコードをレビュー・修正していく流れが特徴です。

「雰囲気(Vibe)で伝えて、AIがコードにする」というニュアンスが名前の由来です。コーディングの主役が「書く人」から「ディレクションする人」に変わる、新しいパラダイムとして注目されています。

Vibe Codingの基本フロー

  1. 意図を伝える: 作りたいものを自然言語で説明する
  2. AIがコードを生成: ツールがコードを生成・実装する
  3. レビューと修正指示: 生成されたコードを確認し、追加指示や修正を出す
  4. 繰り返し: 理想の状態になるまで2-3のサイクルを回す

このサイクルを高速に回すことで、短時間で動くソフトウェアを構築できます。

Vibe Codingに適したツール

Cursor

Chat機能とComposer機能で、コードベースと対話しながら開発できます。既存プロジェクトの修正・拡張に特に向いています。

Claude Code

ターミナルベースで、プロジェクト全体を理解した上でコード生成・ファイル操作を行います。非エンジニアでも使えるシンプルなインターフェースが特徴です。

bolt.new / v0

ブラウザ上で対話しながらアプリやUIを構築。環境構築不要で始められるため、Vibe Codingの入門に最適です。

実践テクニック

1. パーツ先行型で作る

アプリ全体を一度に作ろうとせず、コンポーネントやモジュール単位で作り、後から組み立てる「レゴ型」のアプローチが効果的です。

この方法は、AIの生成精度が高くなり、問題の切り分けも容易になります。

2. コンテキストを管理する

AIとの会話が長くなるほど、初期の指示が薄れていきます。以下の方法でコンテキストを維持しましょう。

3. 段階的に指示する

「ユーザー認証付きのECサイトを作って」のような大きな指示は失敗しやすいです。代わりに段階的に進めます。

  1. まず静的なHTML/CSSで見た目を作る
  2. インタラクション(クリック、入力)を追加
  3. データの取得・保存を実装
  4. 認証機能を追加

4. AIの出力を検証する仕組みを作る

AIが生成したコードが正しく動くかを検証する仕組みも重要です。

Vibe Codingの落とし穴

Vibe Codingが変えるエンジニアの役割

Vibe Codingの普及により、エンジニアの役割は「コードを書く人」から「設計し、レビューし、ディレクションする人」へとシフトしています。

コードを書けることの価値がゼロになるわけではありませんが、「コードを書ける」だけでは差別化しにくい時代に入りつつあります。

まとめ

Vibe Codingは、AIと対話しながらコードを生成する新しい開発スタイルです。パーツ先行型で作る、コンテキストを管理する、段階的に指示する、出力を検証するという4つのテクニックを意識すれば、効率的にソフトウェアを構築できます。まずはbolt.newやv0で小さなアプリを作るところから体験してみてください。