Claude Codeの対話画面を理解する
Claude Codeを起動すると、ターミナル上に対話画面が表示されます。ここに日本語で指示を入力するだけで、AIがコードの生成・編集・ファイル操作を実行します。
一般的なチャットAIと異なるのは、Claude Codeがプロジェクト内のファイルを直接読み書きできる点です。「このファイルを修正して」と言えば、実際にファイルが書き換わります。変更前に確認を求めてくるので、意図しない変更が入る心配はありません。
覚えておきたい基本コマンド
Claude Codeにはスラッシュコマンドと呼ばれるショートカットがあります。よく使うものを押さえておきましょう。
/help: コマンド一覧を表示/clear: 会話履歴をリセット/compact: 会話を要約して圧縮(コンテキスト節約)/cost: 現在のセッションで消費したトークン量と費用を表示/doctor: 環境設定の問題を診断
特に重要なのが /compact です。Claude Codeは会話が長くなるとコンテキストウィンドウが埋まり、初期の指示を忘れ始めます。これを「コンテキスト渋滞」と呼びます。作業が長引いたら /compact で会話を圧縮するか、/clear で新しいセッションを始めるのが効果的です。
ファイル操作の実践
プロジェクト構造の把握
まずプロジェクトの全体像を理解するところから始めます。
このプロジェクトのファイル構成と各ディレクトリの役割を教えて
Claude Codeがフォルダを走査し、技術スタックや設計パターンを含めて説明してくれます。
ファイルの読み取り
特定のファイルの中身を確認したい場合は、ファイル名を指定して聞きます。
src/utils/helpers.js の中身を見せて
ファイルの編集
編集もそのまま自然言語で指示します。
src/utils/helpers.js の formatDate 関数を、ISO 8601形式で出力するように修正して
Claude Codeが変更内容を提示し、承認すると実際にファイルが書き換わります。
新規ファイルの作成
src/components/Header.tsx を新規作成して。ロゴとナビゲーションリンクを含むレスポンシブヘッダーにして
コード生成の流れ
Claude Codeでコードを生成する際の基本的な流れを、実例で見ていきます。
1. 要件を伝える
ユーザーのメールアドレスを受け取り、形式チェックして、OKならDBに保存する関数を作って。TypeScriptで
最初の指示は完璧でなくて構いません。まず大枠を伝え、Claude Codeの提案を見てから修正していくのが実践的です。
2. 提案を確認する
Claude Codeがコードを生成し、どのファイルにどんな変更を加えるかを表示します。ここで内容を確認し、問題なければ承認します。
3. 追加の修正を重ねる
バリデーションにドメインの存在チェックも追加して
このように対話を重ねて段階的に完成度を上げていきます。
Git操作もClaude Codeで完結する
Claude CodeはGit操作もサポートしています。コミット、ブランチ作成、差分確認を対話で行えます。
今の変更をコミットして。メッセージは変更内容に合わせて自動で付けて
feature/email-validation というブランチを作って、今の変更を移動して
mainブランチとの差分を見せて
特にコミットメッセージの自動生成は便利です。変更内容を分析して、適切なメッセージを提案してくれます。
操作権限のコントロール
Claude Codeはファイルの書き込みやシェルコマンドの実行前に確認を求めます。安全性を重視した設計ですが、信頼できる操作には自動承認(Auto Mode)を設定することもできます。
Auto Modeを有効にすると、ファイル書き込みやシェルコマンドの安全性をAIが自律的に判断し、都度の承認が不要になります。Enterprise/APIユーザー向けの機能で、Sonnet 4.6やOpus 4.6で利用可能です。
最初は手動承認のまま使い、操作に慣れてから段階的に自動化していくのがおすすめです。
まとめ — まずは小さなタスクから
Claude Codeの基本操作は「自然言語で指示する」「提案を確認する」「承認する」の3ステップです。最初から大きなタスクを任せる必要はありません。ファイルの読み取り、簡単な関数の生成、コミットメッセージの作成など、小さなタスクから始めて操作感をつかんでいきましょう。
次のレッスンでは、Claude Codeの出力品質を大きく左右する「プロンプト設計」について解説します。